福島大学生活協同組合の経営状況のご報告とお願い
〜福島大学生協の灯を消さないために〜

<組合員の皆様へ>

日頃より福島大学生活協同組合(以下福大生協)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間の短縮や休業、Quick lunch グリーンのホール使用不可及びメニューの縮小などを余儀なくされ、組合員の皆様に十分なサービスを提供できなくなっていますことを心よりお詫び申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、福島大学では再びオンライン講義となり、学内から人がいなくなる事態となりました。 福大生協の店舗や食堂では、利用者が昨年同時期の1割程度と再び大幅に減少いたしました。

福大生協では

  1. 組合員と生協職員の健康と安全を守る
  2. 福利厚生を支える組織として事業を中断することなくサービス・商品・食事を提供することに責任を持つ
  3. 生協が将来存続できないような経営悪化を防ぐ

の3つの基本方針により事業を継続してきました。

上記の方針に基づいて、コスト(人件費・物件費)と利用のバランスを勘案しながら、営業時間、曜日についてその都度変更しつつも、原則的に基本食堂や店舗については営業を継続してまいりました。また、食堂での座席の間引き、3密監視員の配置やビニールカーテンの設置などによる飛沫の防止、マスク着用の呼びかけ、教科書のWeb販売、生協職員の健康チェック、定期的な消毒作業や換気の実施など様々な感染症対策を行ってまいりました。組合員の皆様にはご協力をいただきまして誠にありがとうございます。店舗・食堂では大幅に利用者が減少しています。2020年11月累計では、店舗合計で221,168人(前年550,598人減/71.3%減)、購買店舗 69.2%減少、食堂店舗73.6%減少となっています。

店舗利用者数  2020年 3月〜11月累計

福大生協の事業構造は、基本事業で得られる黒字額を活用しながら「不採算であっても組合員や大学の利益になること」をカバーし、全体として健全な経営結果(大きくはなくとも着実な黒字構造)になるようにしております。現在の事態はその基本事業による剰余(黒字)が「蒸発」したことにより、組合員サービスが後退することを招いています。その結果、営業時間の縮小や一部店舗の閉店、不採算事業からの撤退などを余儀なくされています。組合員の皆様には、ご迷惑をおかけしておりますが何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

本年度の決算見通しでは、3,676万円の「赤字」が見込まれます。前年度の繰越剰余金が約2,600万円程度あり今期については、乗り越える事ができますが、この状況が2021年度以降も続けば、「債務超過」に陥る可能性も高まっていきます。
福大生協理事会では、このままでは資金繰りにも影響を及ぼす「経営危機」と認識し、今後「経営再建計画」を立案し、さらなる緊急の経営対策を実施いたします。

経営再建計画の骨子は

  1. 事業再開の拡大による組合員利用の回復
  2. 事業規模縮小による事業経費の削減
  3. 不効率・不採算事業の見直し

事業経費の削減については、適切な人員体制の構築、不要不急の経費執行の停止などを計画しています。

組合員の皆様へお願い

組合員の皆様におかれましても、「福大生協の灯を消さない」ためにご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  • オンライン講義が中心とはなりますが、登校の際はぜひ生協店舗・食堂をご利用いただきますようお願いいたします。
  • 教職員の皆様には、公費などをご利用の際に生協をご用命いただきますようお願い申し上げます。
  • 生協未加入の皆様には加入をしてご利用いただきますようお願いいたします。

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